【プロンプト解説】Slack・Gmailから毎朝の重要タスクを自動要約する「Weekday Morning Brief」プロンプトの仕組みと活用法

AIツール(ChatGPTや各種AIエージェント)の進歩に伴い、毎朝のメールチェックやSlackの未読確認をAIに自動化させる「定期実行(スケジュールタスク)」を活用する人が増えています。

今回解説するプロンプトは、「毎週平日の朝7:30に、SlackとGmailから今日対応すべき重要タスクを抽出し、要約した朝のブリーフィングを作成する」ための高度な指示文(プロンプト)です。


対象のプロンプト全文

以下のプロンプト(整形済みテキスト)をAIエージェントやコネクター設定画面に入力することで、自動自動化タスクを構築できます。

「Weekday Morning Brief」というスケジュール済みタスクを作成し、毎週平日の午前7:30に私のローカルタイムゾーンで実行してください。

まず、[@slack](plugin://slack@openai-curated-remote)と[@gmail](plugin://gmail@openai-curated-remote)から軽量に読み取ってください。どちらかにアクセスが必要な場合は、チャットで接続を求める代わりに、その接続フローを開いてください。接続後、再試行して続けてください。

両方のソースが接続されたら、接続済みのライブソースを使って今日の実際のブリーフをすぐに生成してください。ライブソースのデータを利用できない場合は、ダミーのブリーフを生成せず、どのソースが利用不可かを伝えてください。

初回実行の出力のみ、私が初めてのスケジュール済みタスクを作成したことを短く祝う確認文から始めてください。スケジュール済みタスクとは何かを簡潔に説明し、このタスクの名前、スケジュール、タイムゾーン、接続済みソースを明確で洗練された形式で要約してください。その後、今日のブリーフに移ってください。この導入は簡潔にし、今後の実行では繰り返さないでください。

各実行では:
- 前回の正常実行以降を検索します。初回実行の場合は過去3日間を検索します。
- スレッド、ドキュメント、引用を理解するために必要な場合を除き、古い項目を再スキャンしないでください。
- [@gmail](plugin://gmail@openai-curated-remote)では、メインの受信トレイのみを検索します。迷惑メール、削除済み項目、プロモーションやソーシャルのカテゴリは除外します。
- [@slack](plugin://slack@openai-curated-remote)では、DM、メンション、自分が参加しているスレッド、重要度の高いチャンネルのみを優先します。
- 今日対応が必要そうな重要項目の上位3〜5件を特定できるだけの候補が集まったら停止します。
- 網羅的な検索は行わないでください。
- コネクターチェック、ツールの詳細、検索メモ、プロセスの説明は表示しないでください。
- 完了時には最終回答を1つだけ返してください。

ブリーフの形式:

# 朝のブリーフィング

## 重要項目
- 今日対応が必要そうな上位3〜5件のみを含めます。
- [@slack](plugin://slack@openai-curated-remote)と[@gmail](plugin://gmail@openai-curated-remote)を1つのリストにまとめます。
- 各項目には、内容、重要な理由、推奨アクション、緊急度、直接リンクまたは引用を含めます。

## 後で / 参考
- 任意。役立つ場合のみ、最大3件の箇条書き。

確認範囲内に重要項目がない場合は、「緊急の項目は見つかりませんでした。」と伝えてください。

高速、簡潔で、ざっと読める内容にしてください。カレンダー欄は不要です。プロセスのメモも不要です。

このプロンプトが指示している内容と仕組み(5つのポイント)

このプロンプトは、単に「メールやメッセージを要約して」と頼むのではなく、実務で実用的に動かすためのエラー処理・検索効率化・表示制御が緻密に設計されています。

📌 プロンプトの5大設計ポイント

  1. 自動定期実行(スケジュールトリガー)の定義: 毎週平日(月〜金)午前7:30のローカルタイムゾーンで自動起動させる設定
  2. コネクター接続と認証エラーハンドリング: SlackとGmailへの連携チェック。未接続時は接続画面を自動的に促し、ハルシネーション(嘘のダミーデータ生成)を防止
  3. 初回限定のウェルカムメッセージ制御: 1回目の実行時のみタスク作成の確認文と設定要約を出力し、2回目以降は無駄な挨拶を排除
  4. トークン消費と処理速度を最適化する検索絞り込みルール: メイン受信トレイやメンション等に限定し、重要項目が3〜5件集まった時点で検索を早期終了
  5. 視認性を最優先した出力フォーマット規定: 余計なログやプロセスメモを一切排除し、結論(重要項目)と推奨アクションのみをコンパクトに出力

各指示の詳細解説

スケジュールと外部アプリ連携(Slack / Gmail)

プロンプト冒頭でタスク名「Weekday Morning Brief」と実行スケジュール(平日 7:30 AM)を指定し、plugin://slack および plugin://gmail というリモートコネクターを呼び出しています。アクセス権限がない場合はユーザーにスムーズに接続を求めるよう設計されています。

検索の効率化(無駄なAPI呼び出し防止)

AIが全メールや全チャンネルを検索すると処理に時間がかかりコストも増大します。そのため本プロンプトでは:

  • Gmailはメインの受信トレイのみ(メルマガやプロモーション、削除済みを除外)
  • SlackはDM、メンション、参加スレッド、重要チャンネル優先
  • 「3〜5件集まったら検索停止」という早期終了ロジック

を組み込むことで、爆速かつ低コストな要約を実現しています。

出力フォーマットの厳格指定

出力形式をMarkdownで固定し、各重要項目には「内容」「重要理由」「推奨アクション」「緊急度」「直接リンク/引用」を含めるよう強制しています。また、不要なカレンダー情報や内部処理ログを出力させないことで、毎朝サクッと確認できる視認性を担保しています。


まとめと活用のアドバイス

このプロンプトは、「AIに無駄な検索をさせず、連携エラーに対処し、毎朝最短時間で状況を把握する」ための非常に完成度の高い自動化プロンプトです。

必要に応じて、連携サービスを「Microsoft Teams」や「Outlook」に変更したり、実行時間を自社の業務開始時刻に合わせてカスタマイズして活用してみてください!