WordPressで複数カテゴリ設定時のURL優先順位|好きなカテゴリをパーマリンクにする方法と注意点

WordPressのパーマリンクにカテゴリを含めている場合に複数カテゴリを設定した際の優先順位(カテゴリID順)と制御方法を図解するアイキャッチ画像

WordPressのパーマリンク構造にカテゴリ(%category%)を含めている場合、1つの記事に2つ以上のカテゴリを設定すると、基本的には「カテゴリIDが最も小さいもの(一番最初に作成されたカテゴリ)」が優先されてURLに反映されます。

本記事では、複数カテゴリを選択したときの具体的なURL決定の仕様と、任意のカテゴリを優先してURLに表示させる方法、そして公開後にURLが変わってしまう事故を防ぐための運用上の注意点を図解付きで分かりやすく解説します。

基本の優先順位(カテゴリID順で決まる仕組み)

WordPressでは、新しいカテゴリを作成するたびに「1、2、3…」といった識別用の番号(カテゴリID)が内部で自動的に割り振られます。
パーマリンク設定(設定 > パーマリンク)のカスタム構造に「/%category%/%postname%/」などを指定している状態で、記事に複数のカテゴリを設定すると、チェックを入れたカテゴリの中で「IDの数字が一番小さいカテゴリ」がパーマリンクとして選ばれます。

WordPressで複数のカテゴリにチェックを入れた場合、一番最初に作成されたカテゴリIDが最小のものがパーマリンク(URL)に選ばれる仕組みの図解
複数カテゴリにチェックを入れた場合、作成順が最も早い(カテゴリIDが最小の)カテゴリがURLに採用される

たとえば、先に作成した「WordPress(カテゴリID: 3)」と、後から追加した「Webデザイン(カテゴリID: 15)」の2つにチェックを入れて記事を公開すると、より数字が小さい「ID: 3(wordpress)」のスラッグが優先されてURLになります。

親子関係や管理画面の並び順に関する注意点

カテゴリの優先順位については、直感的な見た目と実際の挙動が異なるポイントが2つあるため注意が必要です。

親か子かに関係なくID順で選ばれる点や、管理画面の名前順リストとは順番が異なる点についての注意図解
親子関係よりもIDの小ささが優先され、管理画面の並び順(名前順)とも一致しない点に注意
  • 親子関係がある場合でもIDが小さい方が選ばれる:カテゴリに親子関係(階層)がある場合でも、親か子かに関係なくIDが小さい方が優先して選ばれます。特に、先に作ったカテゴリを「子」にして、後から作った新しいカテゴリ(IDが大きい)を「親」に設定した場合などは、意図した通りの階層URLにならないことがあります。
  • 管理画面のカテゴリ一覧の並び順とは異なる:記事編集画面やカテゴリ管理画面で並んでいる順番(名前順・五十音順・ABC順など)と、内部のカテゴリID順は別物です。「一覧の一番上にあるカテゴリがURLになるわけではない」という点に注意してください。

なお、各カテゴリのID番号は、WordPress管理画面の「投稿」>「カテゴリー」を開き、調べたいカテゴリ名にマウスカーソルを乗せた際にブラウザ左下に表示される編集用URL(tag_ID=数字 の部分)で確認できます。

自分の好きなカテゴリをURLにする方法

ID順ではなく、記事ごとに自分が指定したカテゴリをURLに表示させたい場合は、以下のいずれかの方法で制御できます。

SEOプラグインのプライマリカテゴリ機能、WP Category Permalinkプラグイン、親子階層の指定方法の比較図解
プライマリカテゴリ機能や専用プラグインを使えば、ID順に関係なく任意のカテゴリをURLに指定できる

SEOプラグインを使用する(プライマリカテゴリの指定)

Yoast SEO、All in One SEO、Rank Mathなどの代表的なSEOプラグインを導入している場合、記事の編集画面で複数のカテゴリを選択すると、メインにするカテゴリ(プライマリカテゴリ)を選択できる項目が表示されます。そこで指定したカテゴリがID順よりも優先されてURLになります。

パーマリンク制御用の専用プラグインを使用する

SEOプラグインを入れていない環境では、「WP Category Permalink」などのパーマリンク制御専用プラグインを導入する方法があります。有効化すると、記事編集画面のカテゴリ選択欄で、どのカテゴリをURL(パーマリンク)にするか手動で選べるようになります。

親カテゴリと子カテゴリを両方選んで階層化したい場合

もし親カテゴリと子カテゴリの両方にチェックを入れていて、URLを「親カテゴリ/子カテゴリ/記事名」のように階層化したい場合は、通常は両方ともURLに含まれます。
ただし、子カテゴリのIDの方が親カテゴリより小さい(後から親カテゴリを作成して設定した)場合など、うまく階層が反映されないときは、上記のプライマリカテゴリ設定で「子カテゴリ」を指定すると解決します。

運用上の注意点:公開後のカテゴリ変更でURLが変わるリスク

パーマリンクにカテゴリを含める設定(/%category%/)でサイトを運用する場合、最も気をつけなければならないのが「記事公開後のカテゴリ変更や追加によるURLの変化」です。

記事公開後にIDの小さいカテゴリを追加するとURLが変わってSEO評価リセットやリンク切れが起きるリスクと、1記事1カテゴリ運用の対策図解
公開後に若いIDのカテゴリを追加するとURLが変わってしまうため、「1記事1カテゴリ」での運用が最も安全

公開後にカテゴリを付け替えると起きるトラブル

記事を公開した後にカテゴリの付け替えや追加を行うと、よりIDの小さいカテゴリが自動的に選ばれてしまい、意図せず記事のURLが変わってしまうことがあります。
URLが変わると、それまで蓄積された検索エンジンの評価(SEO評価)がリセットされたり、SNSや外部サイト、サイト内の過去記事からのリンクが切れて404エラーになったりする原因になります。

そのため、パーマリンクにカテゴリを含める設定にする場合は、以下の運用ルールを守ることが大切です。

  • 原則として「1記事につき1カテゴリ(単一カテゴリ)」にする:最も中心となるメインカテゴリを1つだけ選んで設定し、補助的なキーワードや関連テーマは「タグ」で分類するようにすれば、IDの競合や意図しないURL変更が一切起きません。
  • 複数設定する場合は最初からプライマリカテゴリを指定する:どうしても複数のカテゴリにチェックを入れる運用にする場合は、最初からSEOプラグイン等でプライマリカテゴリを指定できる環境を整えておき、URLになるカテゴリを固定しておくのが安全です。

まとめ

WordPressのパーマリンク構造にカテゴリを含めている場合の優先順位と制御方法について整理しました。

  • 標準仕様では、複数カテゴリを選択すると「カテゴリIDが最も小さいもの(一番最初に作成されたカテゴリ)」がURLになる
  • 親子関係の有無や、管理画面の名前順リストに関係なく、内部のID番号の小ささが優先される
  • 任意のカテゴリをURLにしたい場合は、Yoast SEOやRank Math等の「プライマリカテゴリ」機能、または専用プラグインを使う
  • 公開後にURLが変わって検索評価やリンクが失われるのを防ぐため、原則として「1記事につき1カテゴリ」で運用するのが最も安全

記事のURL(パーマリンク)は一度公開したら変えないのがWeb運用の鉄則です。カテゴリのID仕様を正しく押さえて、リンク切れや評価低下のない安全なサイト運営を行っていきましょう。


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