WordPressを長く運営していると、画像・バックアップファイル・不要なプラグイン・キャッシュなどが増えて、サーバー容量を圧迫することがあります。
「サイトが重い」
「バックアップが失敗する」
「サーバーの容量警告が届いた」
「どのファイルが容量を使っているのかわからない」
このようなときに便利なのが、WordPressプラグインの「Disk Usage Insights」です。
Disk Usage Insightsは、WordPress内のファイルやフォルダの容量を確認し、大きなファイルや容量を使っている場所を見つけやすくするプラグインです。公式説明でも、WordPress全体をスキャンし、ファイル数・フォルダ数・容量を集計して、大きなファイルやフォルダを見つけるための統計を表示すると説明されています。
この記事では、Disk Usage Insightsプラグインの使い方を初心者向けにわかりやすく解説します。
Disk Usage Insightsとは?
Disk Usage Insightsとは、WordPressサイト内のディスク使用量を確認できるプラグインです。
簡単に言うと、「どのファイルやフォルダがサーバー容量を使っているのか」を見える化してくれるツールです。
WordPressでは、次のようなデータが容量を使いやすくなります。
- 画像ファイル
- PDFファイル
- 動画ファイル
- バックアップファイル
- キャッシュファイル
- ログファイル
- 不要になったテーマやプラグイン
特に画像を多く使うブログや、バックアッププラグインを入れているサイトでは、気づかないうちに容量が大きくなっていることがあります。
Disk Usage Insightsを使えば、容量の大きいファイルやフォルダを確認できるため、削除すべき候補を探しやすくなります。
Disk Usage Insightsでできること
Disk Usage Insightsでは、主に次のような確認ができます。
- 容量の大きいファイルを確認する
- 容量の大きいフォルダを確認する
- ファイル数が多いフォルダを確認する
- 容量を使っているプラグインを確認する
- 容量を使っているテーマを確認する
- WordPress全体のディスク使用状況を把握する

公式ページのスクリーンショット説明では、「Largest Files」「Largest Folders」「Folders with most files」「Largest Plugins」「Largest Themes」などを確認できることが示されています。
つまり、Disk Usage Insightsは「何を消すか」を自動で判断するプラグインではなく、「どこに容量が使われているか」を調べるためのプラグインです。
ここを間違えないことが重要です。
Disk Usage Insightsのインストール方法
Disk Usage Insightsは、通常のWordPressプラグインと同じ流れで導入できます。
- WordPress管理画面にログインします。
- 左メニューの「プラグイン」から「新規追加」を開きます。
- 検索窓に「Disk Usage Insights」と入力します。
- 該当プラグインを見つけたら「今すぐインストール」をクリックします。
- インストール後、「有効化」をクリックします。
公式ページでは、プラグインフォルダを「/wp-content/plugins/」へアップロードし、プラグインページから有効化する方法が案内されています。
初心者の場合は、WordPress管理画面の「プラグイン新規追加」から検索して入れる方法がわかりやすいです。
Disk Usage Insightsの基本的な使い方
Disk Usage Insightsを有効化したら、管理画面から使用できます。
公式FAQでは、使い方として次の2つの方法が案内されています。1つ目は管理画面の「ツール」から「Disk Usage Insights」を開く方法、2つ目は管理バーに表示される円グラフアイコンをクリックする方法です。
初心者は、まず次の手順で進めるとわかりやすいです。
- WordPress管理画面にログインします。
- 左メニューの「ツール」を開きます。
- 「Disk Usage Insights」をクリックします。
- スキャンを実行します。
- 結果画面で容量の大きいファイルやフォルダを確認します。
- スキャン後は、容量の大きい順にファイルやフォルダが表示されます。
まず見るべきなのは、「大きなファイル」と「大きなフォルダ」です。
たとえば、バックアップ用のzipファイル、古い画像ファイル、大量のキャッシュファイルなどが見つかることがあります。
Disk Usage Insightsで確認すべきポイント
Disk Usage Insightsを使うときは、ただ数字を見るだけではなく、「なぜ容量が大きいのか」を確認することが大切です。
特に確認したい場所は、次のような部分です。
wp-content/uploads
wp-content/uploads は、WordPressにアップロードした画像やPDFなどが保存される場所です。
ブログ記事で画像を多く使っている場合、このフォルダが大きくなりやすいです。
画像が多い場合は、不要な画像を削除したり、画像圧縮プラグインを使ったり、サイズの大きすぎる画像を見直したりしましょう。
wp-content/plugins
wp-content/plugins は、インストール済みプラグインが入っている場所です。
使っていないプラグインが多い場合、容量だけでなくセキュリティ面でもリスクになります。
不要なプラグインは、停止するだけでなく削除まで行うのがおすすめです。
wp-content/themes
wp-content/themes は、WordPressテーマが入っている場所です。
現在使っていないテーマが複数ある場合は、必要なテーマだけ残して整理しましょう。
ただし、現在使用中のテーマや子テーマは削除しないように注意してください。
バックアップファイル
バックアッププラグインを使っている場合、サーバー内にバックアップファイルが大量に残っていることがあります。
特に、zipファイルやtarファイルが大きくなっている場合は要注意です。
古いバックアップが不要であれば、バックアッププラグインの管理画面から削除するのが安全です。
キャッシュ・ログファイル
キャッシュ系プラグインやセキュリティ系プラグインを使っていると、キャッシュファイルやログファイルが増えることがあります。
これらは一時ファイルのこともありますが、むやみに削除すると不具合につながる場合があります。
削除する前に、該当プラグインの設定画面からキャッシュ削除やログ削除ができるか確認しましょう。
Disk Usage Insightsで見つけたファイルを削除するときの注意点
Disk Usage Insightsは、ファイルを削除するためのプラグインではありません。
公式FAQでも、このプラグインは大きなファイルやディレクトリを表示するだけで、ファイル削除は手動で行う必要があると説明されています。
そのため、見つけたファイルをすぐに削除するのは危険です。
特に、次のようなファイルやフォルダは慎重に扱ってください。
- wp-config.php
- .htaccess
- wp-contentフォルダ全体
- 現在使用中のテーマ
- 現在使用中のプラグイン
- uploads内の画像ファイル
- WordPress本体のファイル
よくわからないファイルを削除すると、サイトが表示されなくなる可能性があります。
削除する前には、必ずバックアップを取ってください。
初心者の場合は、FTPやサーバーファイルマネージャーで直接削除するよりも、WordPress管理画面や各プラグインの管理画面から削除する方が安全です。
容量が大きいときの具体的な対処法
Disk Usage Insightsで容量の大きい場所がわかったら、原因別に対処します。
画像が多い場合
画像が原因で容量が大きくなっている場合は、次の対策が有効です。
- 使っていない画像を削除する
- 画像を圧縮する
- アップロード前に画像サイズを小さくする
- WebP形式を使う
- 動画はYouTubeなど外部サービスにアップロードする
特に、スマホやカメラで撮影した写真をそのままアップロードしている場合、1枚あたりの容量が大きくなりやすいです。
ブログ用であれば、横幅を1200px前後に調整してからアップロードするだけでも、容量を大きく削減できます。
バックアップファイルが多い場合
バックアップファイルが原因の場合は、保存数を見直しましょう。
たとえば、毎日バックアップを取り続けている場合、数カ月分のバックアップがサーバー内に残っていることがあります。
この場合は、次のように整理します。
- 古いバックアップを削除する
- バックアップ保存数を制限する
- Google Driveなど外部ストレージに保存する
- サーバー内にバックアップを残しすぎない
バックアップは大切ですが、サーバー内に大量に残すと容量不足の原因になります。
不要なプラグインやテーマが多い場合
使っていないプラグインやテーマは、削除しましょう。
停止しているだけでは、ファイル自体はサーバーに残っています。
WordPressの容量削減だけでなく、セキュリティ対策としても不要なプラグインやテーマの削除は有効です。
キャッシュが増えている場合
キャッシュファイルが大きくなっている場合は、キャッシュプラグインの設定画面から削除します。
代表的な確認ポイントは次の通りです。
- キャッシュ削除ボタンがあるか
- キャッシュの保存期間が長すぎないか
- 自動削除設定があるか
- 不要なキャッシュが残り続けていないか
キャッシュはサイト表示を速くするために便利ですが、設定によっては容量を圧迫することがあります。
Disk Usage Insightsを使うおすすめのタイミング
Disk Usage Insightsは、毎日使うプラグインではありません。
次のようなタイミングで使うのがおすすめです。
- サーバー容量の警告が届いたとき
- WordPressサイトが重くなったとき
- バックアップに失敗するようになったとき
- 画像を大量にアップロードしたあと
- サイト移転前
- 不要ファイルを整理したいとき
特に、レンタルサーバーの容量制限に近づいている場合は、早めに確認しておくと安心です。
「WordPress 容量 確認」「WordPress ディスク使用量」「Disk Usage Insights 使い方」「WordPress 容量不足 対策」などで検索している人は、このプラグインを使うことで原因を見つけやすくなります。
Disk Usage Insightsを使うメリット
Disk Usage Insightsを使うメリットは、容量不足の原因を視覚的に確認しやすいことです。
サーバーのファイルマネージャーやFTPだけでは、どのフォルダがどれくらい容量を使っているのか初心者にはわかりにくいです。
しかし、Disk Usage Insightsを使えば、WordPress管理画面から大きいファイルやフォルダを確認できます。
メリットをまとめると、次の通りです。
- WordPress管理画面から容量を確認できる
- 大きなファイルを見つけやすい
- 容量を使っているフォルダがわかる
- 不要ファイルの候補を探しやすい
- プラグインやテーマの容量も確認しやすい
- 初心者でも使いやすい
「サーバー容量が足りないけれど、何を消せばいいかわからない」という場合に役立ちます。
Disk Usage Insightsを使うときの注意点
Disk Usage Insightsは便利ですが、注意点もあります。
一番重要なのは、表示されたファイルを何でも削除しないことです。
容量が大きいファイルでも、WordPressに必要なファイルである可能性があります。
また、公式FAQでは、このプラグインのデータはプラグインディレクトリ内に保存され、プラグインを更新または削除すると以前のスナップショットは削除されると説明されています。
そのため、長期的に履歴を残して比較する目的には向かない場合があります。
また、マルチサイトについては、manage_sites権限を持つユーザー、通常はスーパー管理者が利用できると説明されています。
複数サイトを管理している場合は、権限にも注意してください。
初心者におすすめの使い方
初心者は、次の流れで使うのがおすすめです。
- まず、Disk Usage Insightsでスキャンします。
- 次に、容量の大きいファイル上位を確認します。
- その中に、明らかに不要なバックアップファイルや古いzipファイルがないか確認します。
- 不要なファイルを見つけたら、すぐに削除せず、まずバックアップを取ります。
- その後、WordPress管理画面や該当プラグインの管理画面から削除できるものは、管理画面から削除します。
- 最後に、再度Disk Usage Insightsで確認し、容量が減っているかチェックします。
この流れで進めると、安全に容量整理ができます。
特に初心者は、次の順番で確認すると失敗しにくいです。
- バックアップファイル
- 不要な画像
- 不要なプラグイン
- 不要なテーマ
- キャッシュファイル
- ログファイル
最初からWordPress本体ファイルを触る必要はありません。
まずは、不要になったバックアップや画像から整理しましょう。
Disk Usage Insightsでよくある質問
Disk Usage Insightsでファイルを削除できますか?
できません。
Disk Usage Insightsは、容量の大きいファイルやフォルダを表示するためのプラグインです。公式FAQでも、削除は手動で行う必要があると説明されています。
削除する場合は、WordPress管理画面、各プラグインの設定画面、サーバーのファイルマネージャー、FTPなどを使います。
ただし、初心者は直接ファイルを削除する前に、必ずバックアップを取ってください。
どのファイルを消せばいいですか?
まずは、明らかに不要なファイルから確認します。
たとえば、古いバックアップファイル、不要なzipファイル、使っていない画像、停止中のプラグイン、不要なテーマなどです。
判断できないファイルは削除しないでください。
サイトに必要なファイルを削除すると、表示エラーや管理画面エラーにつながる可能性があります。
プラグインを削除しても大丈夫ですか?
Disk Usage Insights自体は、容量確認が終わったら削除しても問題ありません。
公式FAQでは、プラグインを無効化して削除すると、以前のスナップショットデータベースも削除されると説明されています。
常に有効化しておく必要はありません。
容量確認が終わったら削除し、必要なときだけ再インストールする使い方でもよいでしょう。
まとめ
Disk Usage Insightsは、WordPressの容量不足の原因を調べたいときに便利なプラグインです。
WordPress全体をスキャンし、容量の大きいファイルやフォルダ、ファイル数の多いフォルダ、容量を使っているプラグインやテーマなどを確認できます。
使い方は難しくありません。
WordPress管理画面でプラグインを有効化し、「ツール」から「Disk Usage Insights」を開いてスキャンするだけです。
ただし、Disk Usage Insightsはファイルを削除するプラグインではありません。
表示された結果を見て、不要なファイルの候補を探すためのプラグインです。
初心者は、まず次の順番で確認しましょう。
- バックアップファイル
- 不要な画像
- 不要なプラグイン
- 不要なテーマ
- キャッシュファイル
- ログファイル
そして、削除前には必ずバックアップを取ってください。
WordPressの容量不足で困っている場合は、まずDisk Usage Insightsで「何が容量を使っているのか」を確認することが第一歩です。原因がわかれば、不要ファイルの削除、画像圧縮、バックアップ設定の見直しなど、具体的な対策を進めやすくなります。
