よく使われる記号・マークの読み方一覧!正式名称・通称・キーボード入力・電話での伝え方まとめ

パソコン作業やスマートフォンの操作、ビジネスメール、電話でのメールアドレスやパスワードのやり取り、Webサイトの閲覧やプログラミングなど、私たちは日々の暮らしや仕事の中で無数の「記号」を目にしています。

しかし、「@(アットマーク)」や「&(アンパサンド)」のような有名どころは知っていても、「~」「^」「_」「|」「#」など、いざ目にすると「これ、正式には何て読むの?」「電話口で相手にどう説明すれば伝わる?」「キーボードのどこを押せば入力できる?」と戸惑ってしまうことはありませんか?

この記事では、日常やビジネスでよく使われる定番の記号をはじめ、各種かっこ(括弧)類、IT・プログラミング記号、文章を整える約物・句読点、商標マークまで、記号・マークの「正式名称」「一般的な通称」「英語の呼び名」「入力方法」「電話での伝え方のコツ」を分かりやすく体系的に整理して解説します。

日常やビジネスで必須の定番記号

まずは、誰もが一度は目にしたことがある超頻出の代表的な記号10種です。通称だけでなく、公的な文書やITの世界で使われる正式名称もあわせて押さえておきましょう。

記号 正式名称・公的呼称 一般的な通称・別名 主な用途・備考
感嘆符(かんたんふ)
エクスクラメーションマーク
びっくりマーク、雨垂れ(あまだれ) 感情の高まり、驚き、注意喚起。プログラミングでは「否定(NOT)」を表す。
疑問符(ぎもんふ)
クエスチョンマーク
はてなマーク、耳(みみ) 疑問、質問、不確かさ。WebのURLではパラメータの開始を表す。
単価記号(たんかきごう)
コマーシャルアット
アットマーク、アットサイン メールアドレスの区切り、SNSのメンション(宛先指定)、単価の表記(@100円)。
番号記号(ばんごうきごう)
ナンバーサイン
シャープ、ハッシュ、井桁(いげた) 番号表記(#1)、SNSハッシュタグ。※音楽記号のシャープ「♯」とは横線の傾きが異なる別記号。
ドル記号
ドルサイン
ドルマーク、ドル 米ドルなどの通貨表記。プログラミングやExcelの絶対参照($A$1)でも多用。
百分率記号(ひゃくぶんりつきごう)
パーセントサイン
パーセント、パー 割合・確率の表記。プログラミングでは剰余(割り算の余り)を計算する演算子。
アンパサンド(ampersand) アンドマーク、アンド ラテン語の「et(〜と)」の合字。「A&B」などの並列表記、Excelの文字列結合。
波ダッシュ(全角)
チルダ(半角: ~)
波線(なみせん)、にょろ、から(〜から〜まで) 範囲の提示(10時〜15時)。LinuxやMacではホームディレクトリを表す。
星印(ほしじるし)
アスタリスク(asterisk)
アステリスク、アスター、スター 脚注や必須項目の表示。計算機やプログラミングでは「掛け算(乗算)」の記号。
円記号(えんきごう)
円マーク
イェン記号、元記号(げんきごう) 日本円・中国元の通貨記号。Windowsの日本語環境では半角バックスラッシュ(\)の代替表示。
知っておきたい豆知識:アットマーク(@)の由来
「@」は、英語圏の商業取引で「1個あたり何ドル」を表す「at a rate of 〜」の頭文字「a」を丸く囲んだ合字が発祥とされています。その後、1971年に電子メールの考案者レイ・トムリンソン氏が「ユーザー名」と「所属コンピューター(ホスト名)」を結ぶ記号として「日常の文章であまり使われていない記号」だった「@」を選んだことから、世界中でメールアドレスの記号として定着しました。

かっこ(括弧)類の正式名称と使い分け

日本語の文章やビジネス文書、デザイン、プログラミングでは、さまざまな種類の「括弧」が使い分けられています。それぞれに固有の正式名称と役割があります。

記号 正式名称 英語名 / 通称 一般的な使い方・ルール
「 」 鉤括弧(かぎかっこ) かぎ、シングルクォート(和風) 会話文、発言、引用、特定の語句を強調したいときに最も多用される基本のかっこ。
『 』 二重鉤括弧(にじゅうかぎかっこ) 二重かぎ、白かぎ 書名・雑誌名・映画などの作品タイトル、または「」の内部でさらに引用を行う際に使用。
( ) 丸括弧(まるかっこ) パーレン(parentheses)、小括弧 補足説明、読み仮名(ルビ)、注釈。数学では最優先で計算するブロック。
【 】 隅付き括弧(すみつきかっこ) 墨付きかっこ、黒亀甲 見出しや記事タイトルのアイキャッチ、辞書の見出し語、重要な告知事項の強調。
〔 〕 亀甲括弧(きっこうかっこ) きっこう、トータスシェル 引用文の中で筆者が補足を加える場合や、法令条文の参照番号などに用いられる。
[ ] 角括弧(かくかっこ) ブラケット(brackets)、大括弧 数式の中括弧外側、プログラミング言語での配列(Array)やインデックス指定。
{ } 波括弧(なみかっこ) ブレース(braces)、中括弧 集合を表す数式記号、プログラミングでの関数ブロックやオブジェクト定義。
〈 〉 山括弧(やまかっこ) アングルブラケット、シングルギュメ 論文や対談での引用、短歌・俳句の出典表記。HTMLタグ(< >)とは区別される。
《 》 二重山括弧(にじゅうやまかっこ) ダブルギュメ、ギュメ 青空文庫などの電子書籍形式での「ルビ(振り仮名)」指定や、特別な強調。

パソコン・プログラミング・Webで頻出の記号

キーボードで入力する半角英数記号は、パソコンの設定やプログラムのコード、URLの指定などで重要な意味を持ちます。「名前がパッと出てこない記号」の代表格です。

記号 正式名称 通称・現場での呼び名 キーボード入力・役割
_ アンダースコア(underscore) アンダーバー、下線(かせん)、アンダーライン Shift + 「ろ(\)」キー。ファイル名や変数名でスペースの代わりに繋ぐ定番。
ハイフン(hyphen)
ハイフンマイナス
マイナス、横棒、ダッシュ 「ほ(-)」キー。電話番号の区切り、引き算のマイナス記号、コマンドのオプション(-vなど)。
^ カレット(caret)
サーカムフレックス
ハット、山形記号、べき乗記号 「へ(^)」キー。Excelなどの数式で「2の3乗(2^3)」、正規表現で行頭を表す。
` グレイヴアクセント
バッククォート(backquote)
逆クォート、バックティック Shift + 「@」キー。Markdownでのインラインコード記法やJavaScriptのテンプレート文字列。
/ スラッシュ(slash)
斜線(しゃせん)
スラ、スラント 「め(/)」キー。WebサイトのURL区切り、割り算の除算記号(10/2)、日付の区切り(2026/09/04)。
\ バックスラッシュ(backslash)
逆斜線(ぎゃくしゃせん)
バクスラ、リバースソリダス Windowsのファイルパスの階層区切り、プログラミングのエスケープシーケンス(\nなど)。
| 縦線(たてせん)
バーティカルバー(vertical bar)
パイプ、パイプライン、縦棒 Shift + 「¥」または「へ」キー。コマンドプロンプトで出力を次の処理に渡すパイプ処理、プログラミングの論理和(OR: ||)。
: コロン(colon) てんてん(縦)、コロン 「け(:)」キー。時刻の区切り(12:30)、比率(3:2)、Excelのセル範囲指定(A1:B10)。
; セミコロン(semicolon) セミコロン 「れ(;)」キー。文や命令の終端(C言語・PHP・JavaScriptなど)、CSSのプロパティ区切り。
< > 不等号(ふとうごう)
大なり・小なり
山括弧、アングルブラケット Shift + 「ね(,)」および「る(.)」キー。数値の大小比較、HTML・XMLのタグ囲み。

文章やレイアウトを整える約物・句読点・区切り記号

印刷・出版業界や文章作成で使われる句読点や補助記号(「約物(やくもの)」と総称されます)の読み方と使い分けです。

記号 正式名称 通称・別名 使い方・特徴
読点(とうてん) テン、コンマ 文中の息継ぎや意味の区切り。公用文では横書き時に「,(コンマ)」を使う規定もあります。
句点(くてん) マル、ピリオド 文末を表す記号。英語では「.(ピリオド/フルストップ)」が該当。
中黒(なかぐろ)
中点(なかてん)
ぽち、黒丸、ビュレット 名詞の並列(東京・大阪・名古屋)、外来語の区切り(スティーブ・ジョブズ)、箇条書きの点。
三点リーダー(さんてんリーダー) リーダー、点々(てんてん)、省略符 文の省略、沈黙、余韻の演出。日本の出版組版では「……」と2マス続けて使うのが正式ルール。
ダッシュ(dash)
破線(はせん)
ダーシ、全角ダッシュ 話題の転換、副題の提示(例: はじめてのAI ―― 入門編)。出版では2マス分つなげて使います。
米印(こめじるし) こめ、注意記号 日本固有の記号で漢字の「米」を変形したもの。注釈や注意書き(※諸説あります)の先頭に付加。
郵便記号(ゆうびんきごう) 郵便マーク、テケテケ 逓信省(ていしんしょう)のカタカナ「テ」を図案化した日本固有の郵便番号表示マーク。
ダガー(dagger)
短剣符(たんけんふ)
オベリスク、十字架マーク 人名に添えて物故者(死去)を示す記号、欧米の学術論文・書籍での第2脚注記号。
§ セクション記号(section sign) 節記号(せつきごう)、セクションマーク 法律の条文(§12など)や文書の「節」の区切りを示す国際的な記号。

ビジネス・法律・知的財産で使われる記号

Webサイトのフッターや製品パッケージ、パンフレットなどで必ずと言っていいほど見かける国際的な権利表記マークです。

記号 正式名称 通称・読み方 法的な意味・使われ方
© 著作権マーク(copyright symbol) マルシー、コピーライト記号 著作権を主張する国際表記。「© 2026 eguchi.net」のように「© 発行年 著作権者名」の形式で記述。
® 登録商標マーク(registered trademark) マルアール、レジスターマーク 特許庁に正式に商標登録されているブランド名や商品名に付与。未登録のものに付けると虚偽表示になります。
商標マーク(trademark) トレードマーク、ティーエム 出願中、または出願前であっても自社の商標として使用中であることを周囲に示す表記。

似て非なる記号の決定的な違い

形がそっくりで混同されやすいものの、意味やシステム上の挙動がまったく異なる代表例をピックアップしました。

「#(ハッシュ/井桁)」と「♯(音楽のシャープ)」は別物
SNSのハッシュタグやプログラミングで使う記号は「#(ナンバーサイン/井桁)」です。横線が「水平」で、縦線が右に傾いています。
一方、音楽で半音上げることを意味する「♯(シャープ)」は、縦線が「垂直」で、横線が「右上がり」に傾いています。
パソコンで「シャープ」と変換すると音楽記号の「♯」が出てきてしまい、SNSのハッシュタグとして機能しなくなるトラブルが頻発するため注意が必要です。
「/(スラッシュ)」と「\(バックスラッシュ)」の向き
「/」は右上がりの斜線で、WebのURL(https://〜)やMac/Linuxのディレクトリ区切りに使われます。
「\」は左上がりの逆斜線で、Windowsのフォルダパス(C:¥Users〜)やエスケープ文字に使われます。
なお、日本語キーボードのWindows環境では、半角のバックスラッシュを入力すると「¥(半角円マーク)」として画面に表示される仕様になっています。文字コード上は同等の役割を果たします。
「~(半角チルダ)」と「〜(全角波ダッシュ)」
文章で「10時〜17時」のように範囲を示す場合は全角の「〜(波ダッシュ)」を用います。
一方、Webのアドレス(URL)やアカウントID、プログラムで「〜」を使うとエラーになります。半角の「~(チルダ)」を必ず入力してください。

電話や口頭でアドレスやパスワードを正確に伝えるコツ

電話口でカスタマーサポートや取引先、社内の同僚にメールアドレスや仮パスワードを口頭で伝えるとき、「ハイフンですか?アンダーバーですか?」「小文字ですか?」と聞き返された経験はありませんか?
相手に一発で正しく伝わるおすすめの言い回しをご紹介します。

記号 間違いやすいポイント 電話での一番確実な伝え方例 補足説明
「アンダーバー」と聞き間違えやすい 「真ん中の横棒、マイナスのハイフンです」 「真ん中」「マイナス」を強調すると誤認ゼロ。
_ 「ハイフン」と混同されやすい 「下線、文字の一番下に付くアンダーバーです」 「下に引く線」「アンダー」を明確に添える。
. カンマ(,)と混同されやすい 「ドット、ピリオドの点です」 「ドット」が最も一般的で通じやすい。
~ 波線が通じにくい 「半角のチルダ、波線(にょろ)マークです」 「チルダ」に加えて「波線」「にょろ」を添える。
/ バックスラッシュと混同されやすい 「右上がりのスラッシュ、斜線です」 「右上がり」と添えることで確実に区別。

キーボード(日本語JIS配列)での記号入力早見表

「打ちたい記号があるけれど、キーボードのどこを押せばいいか分からない!」という時のための入力対応表です。

Shiftキーを押しながら最上段の数字キー(1〜0)を押す組み合わせ
キーボードの一番上にある「1」から「0」のキーは、Shiftキーを押しながら打つことで記号を入力できます。

  • Shift + 1(エクスクラメーションマーク)
  • Shift + 2(ダブルクォーテーション)
  • Shift + 3(ナンバーサイン/ハッシュ)
  • Shift + 4(ドル記号)
  • Shift + 5(パーセント)
  • Shift + 6(アンパサンド)
  • Shift + 7(アポストロフィ/シングルクォート)
  • Shift + 8(開き丸括弧)
  • Shift + 9(閉じ丸括弧)
  • Shift + 0 → (JIS配列では「を」が割り当てられています)
キーボード右手側の主要記号キー

  • 「ほ」のキー直接入力 → (ハイフン/マイナス)
  • Shift + 「ほ」=(イコール)
  • 「へ」のキー直接入力 → ^(カレット/ハット)
  • Shift + 「へ」~(チルダ)
  • 「¥」のキー直接入力 → (円マーク/環境によりバックスラッシュ)
  • Shift + 「¥」|(バーティカルバー/パイプ)
  • 「@」のキー直接入力 → @(アットマーク)
  • Shift + 「@」`(バッククォート)
  • 「け」のキー直接入力 → :(コロン)
  • Shift + 「け」*(アスタリスク)
  • 「れ」のキー直接入力 → ;(セミコロン)
  • Shift + 「れ」+(プラス)
  • 「ろ」のキー直接入力 → \(バックスラッシュ)
  • Shift + 「ろ」_(アンダースコア)

まとめ

本記事の重要ポイントまとめ:

  • 「#」は正式にはナンバーサイン(井桁)であり、音楽の「♯(シャープ)」とは縦横の傾きが異なる別記号。
  • 「@(コマーシャルアット)」や「&(アンパサンド)」は、歴史的な取引やラテン語の合字が語源となっている。
  • かっこ類は「(丸括弧)」「【隅付き括弧】」「[角括弧]」「{波括弧}」など、文書やコードによって明確な用途がある。
  • 電話口でアドレスを伝える際は、「真ん中のハイフン」「下線のアンダーバー」のように位置を添えると聞き間違いを確実に防げる。
  • Windows環境では「\(バックスラッシュ)」と「¥(円マーク)」がシステム上で同等に扱われるケースが多い。

日常でふと「この記号、どう呼べばいいんだろう?」と迷ったときは、ぜひこの記事を辞書代わりの一覧表としてご活用ください。


eguchi.netをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。