【コピペOK】フリーランス・企業間取引で使える「業務委託契約書テンプレート」と導入ガイド

フリーランス(個人事業主)への業務発注や、企業間でのWeb制作・システム開発・マーケティング支援・コンサルティング等の委託において、トラブルを未然に防ぐ「業務委託契約書」の締結は不可欠です。

本記事では、実務でそのままコピペして使える標準的な「業務委託契約書汎用テンプレート」と、AIを使って一括で社名や条件を流し込ませるプロンプト、および法律上の注意点を分かりやすく解説します!


【コピペOK】業務委託契約書汎用テンプレート

以下のテキスト(整形済みテキスト枠)をコピーし、【 】 部分をご自身の取引内容や契約条件に合わせて変更してご使用ください。

業務委託契約書

委託者【会社名・氏名】を「甲」とし、受託者【会社名・氏名】を「乙」として、甲乙間において、以下のとおり業務委託契約(以下、「本契約」といいます。)を締結する。

第1条(目的)
甲は、乙に対し、以下の業務を委託し、乙はこれを受託する。
委託業務:【委託する業務の概要:例 Webサイトの企画・デザイン・運用保守業務】

第2条(業務内容)
乙は、甲の指示に基づき、以下の業務を行うものとする。
1. 【具体的な業務内容1:例 トップページおよび下層ページのデザイン制作】
2. 【具体的な業務内容2:例 月2回のコンテンツ更新およびセキュリティ保守】
3. その他、甲乙間で合意した関連業務

第3条(契約期間)
本契約の有効期間は、【開始日:YYYY年MM月DD日】から【終了日:YYYY年MM月DD日】までとする。
ただし、契約期間満了の【30日前】までに甲乙いずれからも書面または電磁的方法による終了の申し出がない場合、本契約は同一条件で【期間:例 1年間】自動的に更新されるものとする。

第4条(委託料および支払方法)
1. 甲は乙に対し、本業務の対価として、月額【金額:例 100,000】円(消費税別)を支払うものとする。
2. 支払日は、乙が発行する請求書に基づき、毎月末日締め、翌月末日払いとする。
3. 振込手数料は【甲・乙】の負担とする。

第5条(再委託の禁止)
乙は、甲の事前承諾なく、本業務の全部または一部を第三者に再委託してはならない。

第6条(秘密保持)
甲および乙は、本契約に関連して知り得た相手方の技術上、営業上、業務上その他一切の秘密情報を、相手方の事前承諾なく第三者に開示または漏えいしてはならない。

第7条(成果物の権利帰属)
1. 本業務により作成された成果物の著作権(著作権法第27条および第28条の権利を含む)その他一切の権利は、委託料の支払い完了をもって【甲・乙】に帰属するものとする。
2. ただし、乙が従前から保有するノウハウ、汎用的なテンプレート、プログラム、素材等については、乙に権利が留保されるものとする。

第8条(禁止事項)
乙は、本業務の遂行にあたり、以下の行為を行ってはならない。
1. 法令または公序良俗に反する行為
2. 甲または第三者の名誉・信用を毀損する行為
3. 甲の承諾なく業務上知り得た情報を私的に利用する行為
4. その他、本契約の目的に反する行為

第9条(契約の解除)
甲または乙は、相手方が本契約の条項に違反し、相当期間を定めて是正を求めたにもかかわらず改善されない場合、本契約の全部または一部を解除することができる。

第10条(損害賠償)
甲または乙は、本契約に違反して相手方に損害を与えた場合、通常かつ直接の損害に限り賠償責任を負うものとする。
ただし、故意または重過失がある場合はこの限りではない。

第11条(協議)
本契約に定めのない事項または本契約の解釈に疑義が生じた場合、甲乙誠実に協議のうえ解決を図るものとする。

第12条(管轄裁判所)
本契約に関して紛争が生じた場合、【裁判所名:例 東京地方裁判所】を第一審の専属的合意管轄裁判所とする。

以上、本契約の成立を証するため、本書2通(または電磁的記録)を作成し、甲乙記名押印のうえ各1通を保有する。

【締結年月日:YYYY年MM月DD日】

甲(委託者)
住所:【所在地】
名称:【会社名】
代表者:【代表取締役〇〇 〇〇】 印

乙(受託者)
住所:【所在地】
名称:【会社名・氏名】
代表者:【代表取締役〇〇 〇〇】 印

【AI活用】一括で取引条件を入力・自動生成させるAIプロンプト

ChatGPTやGeminiなどの生成AIに以下のプロンプト(整形済みテキスト枠)を入力することで、カッコ内をご自身の条件へ自動適用した業務委託契約書原稿を一発で作成できます。

あなたは企業法務およびフリーランス契約に詳しい法務エキスパートです。
以下の業務委託契約書テンプレートの【 】部分に、私の取引情報を適用して完成版の契約書を作成してください。

甲(委託者):〇〇株式会社
甲の住所:東京都〇〇区1-2-3
甲の代表者:代表取締役 〇〇 太郎
乙(受託者):△△デザイン事務所(△△ 花子)
乙の住所:神奈川県〇〇市4-5-6
委託業務:自社ECサイトの新規LPデザイン制作および毎月の保守運用
契約期間:2026年5月1日〜2027年4月30日(1年間自動更新)
委託料:月額150,000円(消費税別、毎月末締め翌月末払い、振込手数料は甲負担)
著作権:委託料の支払い完了をもって甲に帰属
管轄裁判所:東京地方裁判所

【以下の契約書テンプレートに流し込んで出力してください】
(※上の業務委託契約書テンプレート文面を貼り付け)

契約書作成の重要ポイント解説

📌 実務で押さえるべき重要条項
  1. 業務内容の明確化(第1条・第2条): どこまでの作業範囲が含まれるか(制作のみか、運用・修復も含むか)を具体的に特定
  2. 契約期間と自動更新規定(第3条): 継続案件の場合、30日前までの申し出がない場合に自動更新される条件を設定
  3. 委託料と支払日・手数料(第4条): 月額固定か成果報酬か、支払期日(毎月末締め翌月末払い等)および振込手数料の負担者を明記
  4. 成果物の著作権帰属(第7条): 委託料の支払い完了を条件として著作権が発注者に移転する旨と、受託者の既存ノウハウ留保を規定
  5. 損害賠償の上限(第10条): 予期せぬトラブル時に無限責任とならないよう、通常かつ直接の損害に範囲を限定

フリーランス新法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)対応のポイント

個人事業主・フリーランスに業務を委託する場合、以下の点に注意してください。

  • 取引条件の書面(または電磁的)明示: 業務内容・報酬額・支払期日などを契約締結後直ちに明示すること
  • 支払期日の制限: 成果物を受領した日から起算して60日以内のできる限り短い期日に設定すること

ご利用にあたっての注意事項(免責事項)

⚠️ 契約書利用前の必須確認事項
  • 汎用テンプレートの位置付け: 本雛形は標準的な継続業務委託(準委任・業務サポート等)を想定して作成された汎用テンプレートです。
  • 請負型・単発制作案件での調整: 検収基準、瑕疵修補(契約不適合責任)、納品物の受傷リスクなどを明確に指定する場合は、案件ごとに条項を加筆・修正してください。
  • 法的アドバイスおよび免責: 本テンプレートの掲載情報は正確性を期しておりますが、個別の法的意思決定に関する法的アドバイスを提供するものではありません。高額な契約や複雑な権利関係を伴う取引においては、弁護士・行政書士等の法務専門家への確認をお勧めいたします。本雛形の利用により生じた直接・間接の損害について、当サイトは一切の責任を負いかねます。

まとめ

適切な業務委託契約書を交わしておくことで、業務範囲の曖昧さによるトラブルや報酬未払い、著作権の紛争を防ぐことができます。

ぜひ本テンプレートおよびAIプロンプトを活用して、円滑で安心なビジネス取引にお役立てください!